企業会計基準委員会（ASBJ，小賀坂敦委員長）は６月３日，実務対応報告「LIBORを参照する金融商品に関するヘッジ会計の取扱い」の公開草案を公表した。ロンドン銀行間取引金利（LIBOR）については2021年末に恒久的な公表停止が見込まれ，LIBORを参照している契約において金利指標の置換が生じる（金利指標改革が行われる）可能性が高い。そのため，公開草案ではヘッジ会計について「金利指標改革に起因する契約の切替が行われたときであっても，ヘッジ会計の適用を継続することができる」（置換前）等とする。意見募集は８月３日まで。また，金融庁は６月１日，...