KAM早期適用 開示事例の分析

本誌調査⑦ 日立製作所が早期適用
( 02頁)
監査上の主要な検討事項(KAM)の早期適用に関する事例分析。第6回( No.3470・4頁 )までの調査では,8月15日までに提出された有価証券報告書に添付された監査報告書を対象にし,非上場会社を含む47社が早期適用したことが分かった。その後,8月31日に日立製作所(電気機器,EY新日本,IFRS)が提出した有報にもKAMが記載された監査報告書が添付されていた。これで,KAMを早期適用した会社は48社となった。

早期適用は48社に

日立製作所は,8月31日に,2021年3月期第1四半期報告書とともに,2020年3月期有価証券報告書を提出した。監査報告書にはKAMが記載されており,8月31日までに有報を...