ASBJ グループ通算制度における税効果の論点を検討

連結の繰延税金資産の回収可能性の判断単位など
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企業会計基準委員会(ASBJ,小賀坂敦委員長)は9月24日,第442回本委員会で連結納税制度の見直しへの対応を審議した。令和2年度税制改正により,連結納税制度はグループ通算制度に見直され,2022(令和4)年4月1日以後開始事業年度から適用される。これを踏まえて,グループ通算制度における税効果会計適用上の論点として,連結財務諸表における繰延税金資産の回収可能性の判断単位等が挙げられている。今後各論点の審議を重ね,年内に文案検討に入る予定としている。

連結納税制度からグループ通算制度へ

令和2年度税制改正において従来の連結納税制度からグループ通算制度に移行する税制改正法(「所得税法等の一部を改正する...