新型コロナ,長引く影響で仮定を変更

記載のバラつきで実数はより多く
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3月期決算企業の第2四半期(2Q)報告書が概ね出揃った。企業には四半期決算においても追加情報「会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響」の開示が求められている。前年度の財務諸表において新型コロナ・追加情報を記載した企業の場合,四半期決算で収束時期等を含む仮定に重要な変更を行ったのであればその内容を記載する。変更がないときも「重要な変更を行っていない旨の記載が望ましい」とされる。新型コロナウイルスの感染が再拡大するなか,2Q報告書にて「仮定の変更・見直し」を明記した企業は140社となり,1Q時点の23社から増加した。

「仮定変更」の明記は140社

3月末日決算の上場企業(日本基準適用...