ASBJ 「リースの識別」を検討,定期傭船契約に代替的取扱い案も

自動車リースや不動産賃貸借はリースとして取り扱いか
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企業会計基準委員会(ASBJ,小賀坂敦委員長)は,11月19日の第446回委員会で,リース会計基準の改正議論を行った。IFRS第16号と同様に,借手はすべてのリースで資産および負債を認識する方向だ。今回は,リースの識別について議論され,「自動車リースや不動産賃貸借契約はサービスの提供の要素が強いとの意見もあるが,リースとして取り扱う」等の方向性が示された。

「オンバランスになじまない」等の指摘も

これまでの議論では,①自動車リース,②不動産賃貸借契約,③賃貸用住宅事業のためのサブリース契約,④定期傭船契約に関して,「IFRSと同様に資産と負債を認識することは,取引の実態を表さない」等の意見があった...