英FRC 「重要な不確実性」やAPMの留意点示す

新型コロナに関するガイダンスを更新
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英国FRC(財務報告協議会)は12月4日,企業と監査人に向けて,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する統合ガイダンスを公表した。当該ガイダンスは,これまでFRCが公表してきた企業・監査人向けのガイダンスを置き換えるもの。企業に対しては「重要な不確実性」の開示や,代替的業績指標(APM)の使用に関する留意点等を示し,監査人に対しては不正リスクの高まりへの対処やリモート監査における監査証拠の収集の留意点等を示している。

APMの見直しが必要な場合も

企業向けのガイダンスにおいてFRCは,コーポレートガバナンスに関して,「企業が有効な管理環境を継続して運用していることを示すような行動や手続...