2020年のIPOは102社 13年ぶりの高水準

東証一部など増加 IFRS上場は4社
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本誌調査では,2020年のIPO(新規上場)は合計102社だった。前年より8社増加した。100社を超えるのは2007年(121社)以来13年ぶりとなる。新型コロナウイルス拡大という情勢の中,上場を延期する企業も見られたが,全体としてIPOへの意欲は高かったようだ。国際会計基準(IFRS)を用いて上場したのは4社だった。

東証一部は6社,再上場の事例も

2020年は新型コロナの影響などにより,3~4月に18社が上場を延期した。うち10社は6月以降に上場を再申請。合計102社が上場を果たした。リーマンショック前の2007年(121社)以来13年ぶりに100社を超えた。

上場市場別に分類すると図表1のとお...