金融庁 少数株主保護や政策保有株式の課題を議論

社外取や取締役会の機能充実求める意見
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金融庁は1月26日,第23回「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」(座長:神田秀樹・学習院大学大学院法務研究科教授)をオンラインで開催した。テーマは上場子会社などをはじめとする少数株主保護やグループガバナンスなど。社外取締役や取締役会の関与,開示の内容・方法などについて意見が交わされた。

上場子会社は依然として高い水準

今回テーマとなったのは,「上場子会社等の少数株主保護」,「グループ経営の最適化」,「政策保有株式」など構造上の課題のほか,「資本効率」,「経営資源の確保」など。

上場子会社等については日本の近年の課題になっている。金融庁が示した資料による...