金融庁 「サステナビリティ経営は取締役会の監督が重要に」

開示・対話の充実へ向け議論
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金融庁は2月15日,第24回「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」(座長:神田秀樹・学習院大学大学院法務研究科教授)をオンラインで開催した。テーマはESG要素を含む中長期的なサステナビリティ(持続可能性),企業と投資家の対話の充実など。取締役会による監督の重要性に関する意見があったほか,開示・対話の充実などについて議論が交わされた。

執行と監督の役割などに意見

気候変動問題や新型コロナウイルス感染拡大などの課題に直面する昨今,サステナビリティに関する企業の取組みに注目が集まっている。国内外では気候変動リスクなどの非財務情報の開示が活発化し,ESG投資も...