会計審・監査部会 監査の品質管理,国際監査基準改訂等で監査事務所のシステム強化

日本の品質管理の在り方を検討
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監査の品質管理を巡って動きがみられる。国際監査基準改訂等を受け,金融庁・企業会計審議会(徳賀芳弘会長)は,2月4日開催の第49回監査部会(八田進二部会長)で,監査の品質管理について検討を行った。国際監査基準等の近時の策定・改訂により,監査事務所の品質管理システムが強化されたほか,業務執行責任者が関与していた業務の審査担当者になるまでに2年以上のクーリングオフ期間が設けられた。これを踏まえ,日本の現行制度との相違点や品質管理基準の今後の在り方等について議論が行われている。

品質確保のために設定する構成要素を追加

近時における国際監査基準等の主な策定・改訂は,下記のとおりである。

①国際品質マネジメント...