ミニファイル 投資単位の引下げ

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東証では,個人投資家が投資しやすい環境を整備するために,望ましい投資単位として「5万円以上50万円未満」という水準を明示している(上場規程第445条)。投資単位が50万円未満の会社は2020年9月末時点では,3,678社中3,433社(93.3%)となっており,50万円以上の会社も近年は10%未満で推移している。投資単位が50万円以上の会社の内訳は東証一部が172社と最も多く,次にマザーズ(37社)が続く。

投資単位が50万円以上である場合,事業年度経過後3カ月以内に,望ましい投資単位へ移行するための投資単位の引下げに関する考え方および方針等を開示することが義務付けられている(第409条)。ただ...