IASB より有用な情報開示のためのガイダンスを提案

公開草案で新アプローチを示す
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国際会計基準審議会(IASB)は3月25日,IFRSの開示要求を改善するための新たなアプローチに関する公開草案を公表した。情報のボイラープレート化を低減させ,より有用な情報を提供することを目的とするもので,「全体的な開示目的」と「具体的な開示目的」との観点を導入するガイダンスを提案。併せて当該ガイダンスを用いたIFRS第13号「公正価値測定」とIAS第19号「従業員給付」の改訂も提案しており,10月21日までコメント募集する。

3つの「開示の問題」に対処

財務諸表で開示される情報について,ステークホルダーは以下の3つの「開示の問題」があると主張していた。

①十分に関連がない(レリバントでない)情報

②...