株式保有比率,外国法人等が3年振りに30%超え

全国4証券取引所 2020年度の株式分布状況を調査
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2020年度の全国4証券取引所(東京証券取引所,名古屋証券取引所,福岡証券取引所,札幌証券取引所)上場3,823社の株主数合計(延べ人数)は,前年度比で313万人増加し,6,131万人となった。全体の97.5%を占める個人株主数は,前年度比308万人増の5,981万人となり,7年連続で増加している。株式保有比率については,外国法人等が30.2%を占め,3年振りに30%を超えた。全国4証券取引所が,7月7日に公表した2020年度株式分布状況の調査結果で明らかになった。

海外投資家が4年振りに買越しに転じる

今回の調査結果のポイントは,次のとおり。

①個人株主数は,前年度比308万人増加して5,981万人。

②投資部門別株式保有金額は,すべての区分において前年度比プラス。

③外国法人等の株式保有比率は,プラス0.6ポイントの30.2%で,3年振りに30%超え。

④個人・その他の株式保有金額は,125兆5,428億円(前年度比+35兆1,313億円)。

⑤信託銀行の株式保有比率は,プラス0.8ポイントの22.5%で,調査開始以来,過去最高。

⑥事業法人等の株式保有金額は,153兆524億円(前年度比+30兆...