ミニファイル 収益認識の四半期開示

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2022年3月期第1四半期から,収益認識会計基準が原則適用されている。収益認識に関する注記事項には,①収益の分解情報,②収益を理解するための基礎となる情報,③当期および翌期以降の収益の金額を理解するための情報等がある。

四半期開示においては,②および③の事項は省略可能とされている。これに対して,①収益の分解情報については,重要性の乏しい場合を除いて,四半期においても開示が必要だ( 四半期財務諸表等規則22条の4 第1項)。

具体的には,当期に認識した収益を,収益,キャッシュ・フローの性質,金額,時期,不確実性に影響を及ぼす区分に分解して記載する。例えば,主要な製品ラインなどの「財又はサービスの種類」や...