IFRS適用済会社の伸びは鈍化傾向,14社増の226社

東証 「会計基準の選択に関する基本的な考え方」を調査
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東京証券取引所は9月8日,「会計基準の選択に関する基本的な考え方」の開示内容の分析結果を公表した。分析対象は,2020年4月期から2021年3月期決算の上場会社3,730社。このうち,2021年6月末までにIFRSに基づく連結財務諸表等を提出した上場会社は226社となり,前年度調査より14社増加した。また,IFRS任意適用(予定も含む)会社の時価総額は327兆円となり,東証上場会社の時価総額742兆円のうち44%を占める(2021年6月末時点)。

IFRS任意適用会社の時価総額は44%に

分析対象は,2020年4月期から2021年3月期決算の上場会社3,730社(前年比+59社)。東証は,2015年より決算短信「会計基準の選択に関する基本的な考え方」(基本的な考え方)において,IFRSの検討状況の記載を求めている。本調査では,2021年6月30日時点の状況をまとめた。

当該対象会社の分類は以下の通り。

①IFRS適用済会社 226社(前年比+14社)IFRSによる連結財務諸表または四半期連結財務諸表を提出済みの会社②IFRS適用決定会社 10社IFRSの適用を決定して開示した会社③IFRS適用...