週間「適時開示」ニュース(10/4~10/10)

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OKKが開示すべき重要な不備を公表(10月6日)

OKK(東一)は10月6日,2021年3月期の内部統制報告書において,「開示すべき重要な不備」の記載があることを公表した。同社は,棚卸資産の残高確定の過程において過去の会計処理に誤りがある可能性が判明したため社内調査委員会を設置し調査を進めていた。同社は客観性・独立性をより高めるため,特別調査委員会に移行( No.3513・17頁 参照)。調査の結果,棚卸資産残高が過大計上となっていた要因は,生産システムの不具合などにより過去から滞留していた仕掛品の残高があることを隠蔽するため,担当者が不適切な方法で会計処理をしていたことであると判明した。同社は,これらの内部統制の不備が財務報告に重要な影響を及ぼしていると判断し,「開示すべき重要な不備」を記載した。

TOKAIホールディングスが元従業員による不正行為を公表(10月8日)

TOKAIホールディングス(東一,トーマツ)は10月8日,同社子会社の元従業員による不正行為を公表した。同社子会社の元従業員が発注した工事案件において架空請求等を行い,不正な利益を得ていたこと,および,別子会社において元経理担当...