週間「適時開示」ニュース(11/15~11/21)

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4社が四半期報告書の提出期限延長を申請(11月15日など)

中国塗料(東一,EY新日本)は11月15日,2022年3月期第2四半期報告書の提出期限延長を公表した。連結子会社において,過去分も含めた退職給付引当金の計上漏れが判明した。このため中国塗料は,本来計上すべきであった退職給付債務の算出に必要な各種数理計算上の仮定に関して検討し,当該子会社の過去分の決算情報を含めて修正している。2017年3月期から2022年3月期第2四半期の有価証券報告書等を作成するため,提出期限の延長申請が承認された。なお,現時点での影響額は最大15億円程度を想定している。

グレイステクノロジー(東一,EY新日本)も,2022年3月期第2四半期報告書の提出期限延長を公表した。同社では,一部に不適切な会計処理が行われている疑念を認識した。このため,特別調査委員会を設置し,過年度を含む会計処理の適切性等を調査する。

このほか,RIZAPグループ(札ア,太陽)が2022年3月期第2四半期報告書を,アウトソーシング(東一,トーマツ)が2021年12月期第3四半期報告書の提出期限延長を申請し承認された。

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