週間「適時開示」ニュース(10/10~10/16)

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シーズメンとテーオーホールディングスが過年度有報を訂正(10月14日)

シーズメン(東ス、やまぶき)は10月14日、過年度の有価証券報告書等の訂正報告書を関東財務局へ提出したことを公表した。同社では、将来減算一時差異の解消見込額と将来加算一時差異の解消見込額の相殺を行うことなく、将来加算一時差異の全額に対して繰延税金負債が計上されていたことが判明した。このため、2018年2月期から2023年2月期の有報等を訂正した。

テーオーホールディングス(東ス、銀河)も10月14日、過年度有報の訂正を公表した。同社は、昨年8月開催の株主総会で可決された「資本金の額の減少並びに剰余金の処分の件」のうち「剰余金の処分の内容」について、企業会計基準に反する内容であったことが判明した。その他資本剰余金から繰越利益剰余金への振替に効力が生じなくなったため、過年度の会計処理等を訂正した。なお、同日には、2022年5月期の内部統制報告書に「開示すべき重要な不備」の記載がある旨を公表している。非定型取引(剰余金の処分)における企業会計基準への適合性に関するチェック体制の整備・運用が不十分であったことが不備の要因である...