会計士試験 願書提出者が前年比32.4%増

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公認会計士・監査審査会(CPAAOB、松井隆幸会長)は11月18日、2022(令和4)年の公認会計士試験の合格発表を行った。

願書提出者は1万8,789人。前年より4,597人(32.4%)増え、7年連続の増加となった。うち、男性は1万3,935人、女性は4,854人で、女性比率は25.8%だった。女性の願書提出者も7年連続で増えている。

論文式試験合格者数は1,456人で前年より微増したものの、合格率は7.7%(前年比1.9ポイント減)。8年ぶりに合格率が10%を下回った昨年よりさらに合格率が低下した。7%台の合格率は2012年以来となる。また、合格者の平均年齢は24.4歳で、2年連続で若年化が進んだ。20歳以上25歳未満の合格が63.8%を占めており、合格者の最高年齢は58歳、最低年齢は17歳。女性の合格者は327人(22.5%)だった。

願書提出者が前年より大幅に増加した背景について、CPAAOBは「監査法人等の就職状況が売り手市場であることに加え、コロナ禍で外出する機会が減少し、学生に時間的余裕が生まれたためではないか」と見ている。CPAAOBは公認会計士試験に係る広報活動を行ってお...