トピックスプラス EFRAG ISSB基準との相互運用性を考慮
欧州委員会にESRS基準案を提出
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欧州連合(EU)でのEU版サステナビリティ開示基準策定の動きは、全体のコンセプトを定める企業サステナビリティ報告指令(Corporate Sustainability Reporting Directive:CSRD)と、CSRDのコンセプトを具体化し、詳細な開示内容を定める欧州サステナビリティ報告基準(European Sustainability Reporting Standards:ESRS)の2階建てで議論が進む。11月28日にはCSRDが欧州理事会で最終承認され、近く発効の見込みだ。ESRSについては、欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)が11月22日付で基準案の「第一弾」を欧州委員会に提出。4月公表の公開草案へのコメントを受け、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の基準との相互運用性(interoperability)を考慮している。 |
環境のみならず社会やガバナンスも
ESRSの基準案には、全般的な要求事項の他、E(環境)、S(社会)、G(ガバナンス)それぞれに関する要求事項など、計12の基準案を含んでいる(図表参照)。
一見して分かるのは、そのカバー範囲の広さだ。IS...
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