日本監査研究学会　第46回西日本部会を開催

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日本監査研究学会（松本祥尚会長）は７月１日、日本公認会計士協会近畿会にて第46回西日本部会を開催した（対面とオンラインによるハイブリッド型）。

今回の統一論題は、「サステナビリティ報告-開示と保証の今後の潮流-」。座長の井上善弘氏（香川大学）が、本年１月31日の開示府令改正により、有価証券報告書に「サステナビリティに関する考え方及び取組」が新設されたことや、国内外の開示基準設定主体の動向、保証の検討状況などを説明。登壇者３名が以下のテーマについて報告した。

・「日本企業のサステナビリティ報告の取組状況および今後の課題」井上敬介氏（公認会計士）

・「合理的保証に向かうサステナビリティ報告の保証」上妻京子氏（関西大学）

・「サステナビリティ情報の保証の課題と公認会計士に対する能力開発の動向」濵田善彦氏（公認会計士）

討論会の様子
（左から井上善弘氏、井上敬介氏、上妻氏、濵田氏）

濵田氏は、監査人が財務諸表監査に加えサステナビリティ保証を行う場合の年間スケジュールを提示。「サステナビリティ保証は期中での内部統制の評価や実証手続が重要で、それに比べると期末手続への負荷は小さい」とした。そのうえで、欧州財務報...