対話で理解する!リース会計基準(案) 第1回 総論&リースの定義
有限責任 あずさ監査法人 公認会計士 植木 恵
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企業会計基準委員会(ASBJ)が5月2日に公表した「リースに関する会計基準(案)」等は文量も多く内容を理解するのが難しいとの声をよく聞きます。3月決算企業の方は有価証券報告書の提出が終わり、これから確認する方も多いのではないでしょうか。 そこで、本連載解説では、リース会計基準(案)の本質をより理解しやすくするため、ポイントを絞り、会計士と経理課長の対話を通じて、3回にわたって説明していきます。 なお、文言は公開草案に対してよく聞かれるコメントに基づき構成しております。意見にかかる部分は筆者の個人的な見解であることをお断りしておきます。 |
ASBJが長らく審議を重ねてきたリース会計の改正プロジェクトも公開草案のリリースで一区切りを迎えました。大型の基準改正ということで、巷でもいろいろ話題に上がっているようです。経理課長のBさんが、公開草案に詳しい会計士のAさんにいろいろな疑問について聞いています。ちょっと何を話しているのか聞いてみましょう。 |
公開草案が出ました
B(経理課長): A(会計士)さん、お久しぶりです。リースの公開草案出ましたね!
A:はい、出ました。でも、5月のGWの頃だったので、もう2か月...
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