非上場新株予約権は「時価評価」の対象

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非上場会社が発行する新株予約権の取扱いに誤解が生じやすいとの指摘がある。転換前後の取扱いの違いのためで、転換後の非上場株式は「取得原価」で評価するが、転換前の新株予約権は「時価評価」する。実際、上場会社の有価証券報告書を確認したところ、非上場会社の新株予約権を市場価格のない株式等に含めて時価評価していないと見られる事例があった( 2頁 )。