国税庁は９月25日、2023（令和５）年分の民間給与実態統計調査結果を公表した。2023年12月末現在の給与所得者数は前年より102万人増加して6,068万人。また、１年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は1.9万円増の460万円と、３年連続の増加となった。一方、平均賞与は0.2万円減の71万円となり、３年ぶりに減少に転じた。

給与所得者数・給与総額が過去10年で最高に

調査対象は、2023年12月末現在で民間の事業所に勤務している従業員（パート・アルバイトなどを含む）と役員である。調査票は毎年１月に発送しているが、能登半島地震の影響により、石川県と富山県に連絡先のある標本事業所（全国の標本事業...