ミニファイル 「重要な契約」における複数の提出事由

( 46頁)

本年4月から臨時報告書の「重要な契約」の開示が始まり、すでに開示を行っている企業もある( No.3704・6頁 )。中には一つの契約に複数の提出事由が含まれる事例もある。

デコルテ・ホールディングス(東グ、サービス業)は、4月25日提出の臨報で、IBJとの資本業務提携契約締結について公表。契約には、①役員候補者の指名権をIBJが有する旨の合意、②IBJによる同社の株式の譲渡・処分について事前承諾を要する旨の合意、③同社と定めた株式保有割合を超えて株式を保有することを制限する旨の合意が含まれると記載した。①はガバナンスに関する合意(開示府令第19条第2項第12号の2)、②と③は株主保有株式の処分・買増...