東京国税局 小宮局長に就任インタビュー

消費税の不正還付に厳しく対応

東京国税局 小宮敦史局長

〈略歴〉91年大蔵省入省。若松税務署長、大臣官房審議官(主税局担当)、国税庁次長などを歴任。25年7月から現職。

本誌は、7月に東京国税局長に就任した小宮敦史(こみや・あつし)氏にインタビューを行い、消費税の不正還付や税務行政のDXに対する取組みを聞いた。

――就任の抱負をお聞かせください。

国税組織に課された使命は、納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現することです。この使命を果たすため、納税者の納税手続等の利便性向上、適正かつ公平な課税徴収の実現に取り組みます。

他方で、グローバル化やデジタル化が急速に進展するなど、税務行政を取り巻く環境は大きく変化しています。...