2025年３月末決算の上場会社（日本基準）のうち、６月30日までに提出された有価証券報告書を調査したところ、45件（45社）の会計方針の変更がみられた。最も多かったのが、「固定資産の減価償却の方法」の変更の17件で、リースから自社購入への方針転換を契機に変更した事例もみられた。このほか、「棚卸資産の評価基準および評価方法」（６件）や「収益および費用の計上基準」（６件）の変更が多かった。

【集計対象】

・2025年３月31日決算の上場会社（日本基準）のうち、６月30日までに提出された有価証券報告書において、「会計方針の変更」や「会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更」等の見出しを付...