サステナビリティ基準委員会（SSBJ、川西安喜委員長）は９月17日、補足文書「ISSB基準の適用にあたっての予想される財務的影響に関する情報の開示」を公表した。

同文書では、ISSB基準やSSBJ基準で開示が求められている予想される財務的影響（サステナビリティ関連のリスクと機会が、短期・中期・長期において企業の財政状態、財務業績、キャッシュ・フローに与えると予想される影響）を理解できるような定量的・定性的情報について、開示例を５つ示している。

例えば、「炭素価格のリスクに関する予想される財務的影響」と題して、天然資源の探査や採掘、加工を行っている企業の開示を示した。前提として、同社は特定の法域での...