FASF 「のれんの公聴会」を継続、より幅広い意見を収集へ

会社法や税法との関係、単体財務諸表への影響も調査
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財務会計基準機構(FASF、佐藤雅之理事長)は11月17日に第55回企業会計基準諮問会議(石原秀威議長)を開催し、企業会計基準委員会(ASBJ)に実施を依頼した「のれんの会計処理の見直しに関する公聴会」を継続し、より幅広い意見を集めることを決めた。次回会議(3月開催予定)では、事務局が一定の方向性を提示し、審議が行われる予定。なお、第43回会議で提案された株式報酬のテーマは提案を取り下げることに。

作成者を中心に幅広い意見聴取を実施へ

第54回会議では、のれんの非償却の導入(選択制)とのれん償却費計上区分の変更が提案され、ASBJに関係者への意見聴取を依頼した(No.3714号・2頁)。ASBJは...