<IFRS COLUMN>暖簾に腕押し 第152回 失われた40年(4)
国際会計基準審議会(IASB)前理事 鶯地 隆継
ザ・タイガース
3月は球春の季節だ。沖縄などの暖かい地域でのキャンプを終えて、ペナントレースを意識したオープン戦が本格化する。今では、タイガースといえば、阪神タイガースを連想する人がほとんどだろう。あるいはMLBのデトロイト・タイガースのことを思い浮かべる人もいるかもしれない。しかし、筆者が小学生の頃は、タイガースといえば、沢田研二さんがボーカルを務めたグループサウンズのザ・タイガースを真っ先に連想したものだ。それくらい人気は高かった。グループサウンズのことをご存知ない方もいらっしゃるだろうが、要はバンドである。ビートルズの影響を受けて日本でもバンド・ミュージックが流行したが、今から思えば純粋なバンドではなく、作曲家が作った歌謡曲をバンド・ミュージックのスタイルにして流行させたようなものだった。なので、彼らのことをグループで歌うので、グループサウンズと呼んだのだ。
そのグループサウンズが全盛期を迎えたのが、昭和42年(1967年)頃であった。その頃は日本が最もエネルギッシュな時代だった。東京オリンピックが終わって、3年後に大阪万博を控えていた。ただ、当時の経済はエネルギッシュであった分だけ...
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