IFRSをめぐる動向 第174回 公開草案「引当金―的を絞った改善(IAS第37号の修正案)」の再審議の状況(2025年12月および2026年2月IASB会議)
PwC Japan有限責任監査法人 公認会計士 浅井麻菜
Ⅰ.はじめに
本連載は、主に国際会計基準審議会(IASB)の月次会議における討議内容に基づき、IFRSをめぐる最新の動向を伝えることを目的としています。IASBは2024年11月に、公開草案「引当金―的を絞った改善(IAS第37号の修正案)」を公表しました(コメントの募集は2025年3月12日で終了)。現在、IASBでは公開草案に寄せられたフィードバックを踏まえた再審議が行われています。今回は、2025年12月および2026年2月に行われたIASB会議で再審議された内容を紹介します。公開草案の概要と2025年11月までの再審議の内容については、本連載の第171回( No.3732号 )の解説をご参照ください。なお、文中の意見にわたる部分は筆者の私見であることをあらかじめお断りします。
Ⅱ.2025年12月および2026年2月の会議で再審議された領域
【図表1】のとおり、公開草案では、IAS第37号「引当金、偶発負債及び偶発資産」(以下、「IAS第37号」という)の3つの側面について的を絞った改善を行うことが提案されています。このうち、2025年12月および2026年2月のIASB会議では、3つの...
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