経理目線による内部統制報告書の事例分析 第9回 自主的・自律的な対応~独自の項目立てや用語、取り組みを記載した好事例
Forvis Mazars Japan 有限責任監査法人 公認会計士 高田康行
1.はじめに
本連載では、2025年3月期の内部統制報告書の記載項目のうち、2023年基準改訂が集中している「評価の範囲、評価時点及び評価手続」の好事例を抜粋して取り上げます。
今回は、旧Q&Aの記載例にとらわれない、自社独自の項目立てや用語、取り組みを記載した自主的・自律的な対応の好事例を紹介します。
【事例h-1】富士通-リスク評価の具体的な内容-
【事例h‐2】ニチバン-評価範囲の継続的な見直し-
【事例h-3】SBIリーシングサービス-全社的なリスク管理に基づくグループ・ガバナンス
【事例h-4】三菱ケミカルグループ-本文と脚注の使い分け-
事例には参照リンクを添付しています。内部統制報告書の記載例として参考になるため、是非、原文もご確認ください。【凡例】は、 第1回 を参照ください。
なお、本稿の意見にわたる部分は、筆者が属する法人の見解ではありません。
2.好事例を読む前に
今回の基準改訂で、「Ⅰ.内部統制の基本的枠組み」に、「5.内部統制とガバナンス及び全組織的なリスク管理」が追加されました。「Ⅱ.財務報告に係る内部統制の評価及び報告」と...
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