2026年6月第1四半期IFRS決算Q&A 後編 関税政策の変化や中東情勢の緊迫化に見られる不確実性
有限責任監査法人トーマツ 公認会計士 幅田 卓
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本稿では、関税政策の変化や中東情勢の緊迫化に見られる不確実性が2026年6月第1四半期IFRS決算に及ぼす影響について解説します。文中の意見にわたる部分は、筆者の私見であり、筆者の所属する法人の見解ではないことをあらかじめお断りします。
| Q1 関税政策の変化や中東情勢の緊迫化に見られる不確実性は、物価上昇、金利上昇の一因等にもなっていますが、2026年6月第1四半期財務諸表における会計処理上の留意点を教えてください。 |
地政学的リスク及びそれに伴う不確実性は、さまざまな形で企業に影響を及ぼします。また、米国関税や中東情勢に顕著に見られるように状況は刻一刻と変化します。その結果、企業は、会計処理上の重大な課題に直面する可能性があります。
もっとも、企業を取り巻く外部環境は各社によって異なります。加えて、為替変動への対応力、代替供給源の確保力、顧客へのコスト転嫁力など、環境変化への対応力も各社によって異なります。このため、企業は、各社個別の状況を踏まえた判断を行う必要があります。すべての企業に画一的なあてはめができるわけではありませんが、不確実性の高い環境下において一般に留意が必要となる可能性があ...
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