会計基準の長い日々 第35回 EU同等性評価の本格化~CESR技術的助言の公表

 公認会計士 西川 郁生

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CESRの概念ペーパーと公聴会参加

2004年11月、金融庁松尾企画官から、同月下旬のCESRの概念ペーパー に関する公聴会への参加を求められた。関係する民間側団体に同行を求めるものであった。同行者には、私のほかに日本経済団体連合会経済本部長久保田政一氏 、JICPA副会長山崎彰三氏 がいた。

ECが総合的判断を行うにあたり、CESRの技術的判断 に依拠するものと思われ、日本を含む第三国にとってCESRの助言は重いものとなるのは明らかだった。CESRは、同等性評価の技術的助言を公表する前段階として、概念ペーパーの公表を予定していた。欧州は、評価プロセスを円滑に行うよう、慎重なプロセスをとっていた。

概念ペーパーは、CESRの最終的なミッションである技術的助言の作成原則や、そこで示される評価と、第三国基準が同等であるために、その財務諸表に課す必要な措置の内容等について、各国関係者に情報提供するものである。概念ペーパーの前段として、概念ペーパー案が前月(10月)に公表されていた。この案に対して、直接的に意見を聴取する場がこの公聴会であった。

CESRは、概念ペーパー案に続いて、概念ペーパーを公表し...