Q&Aコーナー 気になる論点(422) IFRS第18号に関するアジェンダ決定案(1)-主要な事業活動-
早稲田大学 名誉教授 秋葉 賢一
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Q IFRS解釈指針委員会は、2026年6月にIFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」に関する7件のアジェンダ決定案を公表し、2026年9月9日までコメントを募集していました。企業会計基準委員会(ASBJ)が9月7日に送付したコメントでは、アジェンダ決定案に賛成しているのでしょうか。 |
A
ASBJは、7件のアジェンダ決定案のうち、特定の主要な事業活動に関する3件にコメントしています。現金及び現金同等物からの収益・費用の分類と、顧客へのファイナンス提供の場合の収益・費用の分類については、必ずしも反対しないとしているものの、連結グループ全体に適用されることにより、場合によっては、経済的実態が忠実に表現されない可能性を懸念しています。
<解説>
IFRS解釈指針委員会のアジェンダ決定
IFRS財団が公表している「デュー・プロセス・ハンドブック」において、IFRS解釈指針委員会は、提出された質問について、以下の点に基づき、基準設定プロジェクトの必要性を評価することとしています(5.19項)。
(1)当該事項が広範な影響を有するかどうか。
(2)IFRSの原則及び要求事項が、企業が必要な会計処理を判断...
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