企業財務会計士創設へ、改正会計士法案を国会提出

 「資本市場及び金融業の基盤強化のための金融商品取引法等の一部を改正する法律案」が4月1日、第177回国会に提出された。同法案により、金融商取引法のほか、公認会計士法、銀行法、保険業法等が改正される。法案の“目玉”のひとつは、企業財務会計士の創設だ。公認会計士試験に合格し、2年の実務経験等を積んだ者が登録可能となる。監査証明業務は行えず、財務書類の調製、監査業務補助等を行う。上場企業等には、企業財務会計士や公認会計士など会計専門家の活用状況を有価証券報告書等に記載させる。会計士に関する見直し規定は「公布日から起算して2年を超えない範囲内において政令で定める日」から施行予定。新制度に基づく公認会計士試験は平成25年(2013年)試験からスタートする見込みだ。
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