日本公認会計士協会(JICPA)は3月30日、監査基準委員会研究報告「監査ツール」(公開草案)を公表した。草案は、昨年12月22日に公表された新起草方針に基づく監査基準委員会報告書(最終報告書)を受けて、対応する箇所の内容を反映したもの。JICPAは2010年8月、同研究報告の中間報告をまとめていたため、今回は中間報告からの更新版となる。主な変更点は、リスク評価・リスク対応の段階で検討すべき個別論点を取り扱う様式と、監査の最終段階の取りまとめに利用する様式の追加。4月27日まで意見募集を行っている。