24年3月期において、定時株主総会前に有価証券報告書の提出を予定している会社が20社あることが本誌の調査で明らかになった。総会前の有報提出は、議決権行使に有用な情報を株主・投資家に提供することなどを目的として、21年12月31日以後に終了する事業年度より可能となったもの。22年3月期では14社、23年3月期では18社が実施していた。今期は20社が予定と、少しずつ実施企業は増えているが、3月期決算会社全体では1%未満に留まっている。なお、前年との比較でみると、新たに5社が総会前の有報提出を予定する一方、2社は総会後の提出に戻す方針だ。