去る5月11日、財務省・経済産業省共催による「第1回 資本に関する取引等に係る税制についての勉強会」が開催された。
この勉強会は、近年、グループ法人の一体的な運営が加速していることを踏まえ、現行の税制をより実態に即したものへと見直す必要があるのではないかという観点から、問題点の洗い出しを行う目的で開かれたもの。グループ法人の一体的運営に対する課税のあり方、資本に関係する取引等についての課税のあり方、を主な論点テーマに有識者との意見交換が行われた。
なお、この勉強会で挙げられた論点は、早ければ平成22年度税制改正の検討事項に織り込まれ、今後更に議論が行われていくこととなる。