前号で紹介した本誌オリジナル「リース取引現在価値・利息配分表作成シート」が早くも実務家の評判を呼んでいる。というのも、同ツールは、リース資産の現在価値判定を機械処理しファイナンス・オペレーティングリースの判定を行えるのに加えてさらに、税実務上も重要な「利息相当額」算定を求める際に貸手側の利率が不明でも適用利率を計算出来る等の機能を揃えているから。これらを手作業で行うとなれば膨大な手間がかかるだけに、本ツールが評判になっているわけだ。
同ツールではこの他にも、計算の精度を高めより実務的な対応を行うために現在価値判定等に影響する“残価保証”や“割安購入権”、“経済的耐用年数基準”等も考慮しているが、これらの内容を入れたため、入力項目が若干多目となっている。
そこで、今回は、ツールをより有効に活用して頂くために、図面を多用した具体的なツール利用法を紹介することとした。