期間定額か、給付算定か 退給の未解決論点を探る

 退職給付債務等の算定は、複雑な数理分野の問題であり、計算などを外部金融機関に依頼する会社の増加が見込まれている。いまのところ、企業側の関心は「期間定額基準と給付算定式基準の選択」と「後加重の判断(均等補正)」にありそうだ。この論点を巡る企業と監査人それぞれの課題も見えてきた。「給付算定式基準でも、多くの場合は期間定額基準の算定結果と近いものになる。よって、開示では“給付算定式”を採るべきだが中身(計算方法)については議論の余地がある」というのだ。