マイナス金利のその後~マイナスの割引率が再び増加~

国債(10年)の金利が年初に再びマイナスとなった。2月以降はおおむねマイナス圏を推移しており、徐々にその幅も拡大している。本誌が退職給付に係る注記の割引率を確認したところ、マイナスの値を記載した企業は28社にのぼり、この問題が注目された2016年3月期の27社を上回った。債券の利回りがマイナスの場合の退職給付に係る割引率の取扱いは、実務対応報告第34号(2017年3月公表)により、マイナス利回りをそのまま利用する方法とゼロとする方法のいずれも認められている。