国税庁は、6月29日、本年4月に公表済のQ&Aに追加する形で復興特別所得税を含めた源泉徴収額の速算表を示した(Q9)。
所得税の源泉徴収義務者は、平成25年1月1日以後に支払う退職手当等から所得税と併せて復興特別所得税を源泉徴収して納付する。
今回示された速算表はシステム対応に配慮し、課税退職所得金額に対して①所得税本税の税率を乗じて計算した税額に102.1%を乗じて徴収額を求める表、②合計税率を乗じて復興特別所得税分を調整した控除額を控除して徴収額を求める表、の2種類が用意されている。また、注書きに端数処理の留意点や速算表によらない源泉徴収税額の計算方法等が示されている。