平成25年度税制改正では、8月22日に公布された改正消費税法において、今後の税制抜本改革で検討するとされた事項と、今回の改正から削除された所得税と相続税、贈与税等の抜本改革について検討を行う。
実務的には、経過措置の詳細を含む細目が規定されることとなる政省令が重要となるが、年度改正の政省令とは異なり、平成9年の引上げ時と同様、今回も法律と同時期の公布はなかった。
一方、法律の成立・公布を受け、民主党税調では、早速、検討事項として盛り込まれた低所得者向けの具体策や附則に盛り込まれた消費税以外の抜本改革項目について議論が始まっている。