東京商工リサーチ(TSR)は8月16日、IFRS適用アンケートの結果を公表した。アンケートは、有価証券報告書の提出企業など4,606社を対象に5月31日から7月15日にかけて実施。回答した407社をもとに集計した。集計結果についてTSRは、「適用への意識高くも不安と混迷が表面化」としている。アンケート期間中の6月21日には、自見庄三郎・金融担当大臣がIFRS適用に関する議論の仕切り直しを表明するなど、我が国でのIFRS適用に対する方針は先行きが不透明な状態が続いている。アンケートでは、方向性が定まらないことによる企業の戸惑いが浮き彫りになったようだ。