税務研究会・企業懇話会はこのほど「IFRS導入を巡る実態調査(第3回)」を実施した。昨年実施した前回調査では、IFRSの導入機運が高まっていたこともあり、「影響の分析・評価」など適用に向けた準備を進めている状況が見て取れた。今回の調査では、さらに準備が進んでいることが分かった反面、今後の進め方に関しては、IFRSの適用時期に関する今年6月の金融担当大臣の談話が少なからず影響している。回答企業の半数の101社(49%)が適用の目標時期を変更すると回答。対応をストップしたという企業も34社(16%)に上った。