有限責任あずさ監査法人(内山英世理事長)はこのほど、上場会社約3,600社を対象にIFRS適用への対応状況に関するアンケート調査「国際財務報告基準(IFRS)対応状況調査2011」を実施した。主な調査項目は、(1)IFRS適用に向けた準備状況、(2)IFRSと日本基準との差異についての対応状況、(3)IFRS導入に向けた体制、(4)IFRS導入準備に係わる今後の予定。調査結果によると、8割の会社が何らかの準備を進めていると回答。売上規模が大きい会社ほど準備が進んでいる傾向がみられた。また、金融担当大臣の発言を受けての今後の対応に関しては、スケジュールの見直しを検討している会社が多い一方で、8割の会社が継続して準備を進める方針であることが分かった。