海外出向から帰国した者の年末調整

 経済のグローバル化が急速に進んでいる昨今においては、大企業のみならず中小企業もいやおう無く海外進出をせざるを得ない状況になっています。企業の海外進出には、資金や技術の移動だけではなく人(社員)の移動も伴います。社員の移動(出向・帰任)は、日本本社の人事異動の時期だけではなく、出向者や進出先の子会社等の事情もからみ、一年中いつでも起こりうるものです。出向者に関する税務は、海外に出向中は基本的には現地で処理されていますが、帰国後は日本の所得税法に従って日本で処理をすることになります。

 年の途中で出向者が帰国をしたその時点から、税の問題は日本側にバトンタッチされるわけです。そして、社員に関する税の問題のその年最後の総決算が年末調整となります。

 年の途中で海外出向から帰国をした社員についても、一般の社員と同様に年末調整を行うことになりますが、色々な事項について通常のパターンと異なることが多く、戸惑う場面が生じると思われます。帰国から年末調整までの間に生じる事項や疑問点等について判りやすく解説をいたします。
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