企業会計基準委員会は10月26日、第28回収益認識専門委員会を開催。IASB公開草案「顧客との契約から生じる収益」(以下ED)を踏まえた「論点整理」の検討を行った。論点整理は、EDの提案をベースに、今後の日本基準の方向性を示すもの。今回の審議では、総論と各論からなる論点整理の構成案等が示され、その総論部分を検討した。総論では、基準の範囲、認識、測定、契約コスト、表示及び注記を扱う。概ねEDと同様の取扱いを定める方向が示されそうだが、例えば開示の拡充(注記)に対し、作成者サイドから実務負担の増加を懸念する意見も出されている。