企業会計基準委員会は11月2日、東京都で「IFRS 日本のとるべきスタンス」と題した第7回のオープン・セミナーを開催した。ASBJ西川委員長、加藤副委員長からは最近の活動状況やIASBの基準開発の動向についての報告があった。また、島崎憲明IFRS財団トラスティーからはIFRSの最新動向や日本導入への課題について講演があった。アジア(韓国)出身のトラスティー選任などIASBがアジア重視の姿勢を示すなか、島崎氏は、欧・米に対する第3極として「引き続き日本から積極的に意見発信すること」などを日本導入の課題としてあげた。